何という幸運

車中泊使用車種:スイフトRS

40代

男性

とっくり椰子 さん

私は46歳男性。結婚して3年になりますが、子供はいません。嫁は3つ年下です。

子供がいない事もあって夏休みはもっぱら二人で好きな所へ遊びに行きます。一年毎交互に決定権は入れ替わります。私に決定権がある年は南国と決めております。

さて、去年の夏のお話です。この年決定権は妻にありました。予想通り希望はディズニーランドです。私も嫌いではありませんがこんな炎天下、しかも子供たちの夏休みに行くのはどうなんだろう?と思いましたが仕方ありません。

京都から新幹線で行くつもりで計画し始めましたが、購入間もない、まだ新車特有の車内の匂いも心地よいスイフトRSで遠出したくて仕方無かった私は年甲斐もなく、無謀にも車で行こうと主張したのでした。

8月の5日朝の5時頃には高速道路に乗っていたでしょうか。行きはヨイヨイなどと言いますようにとても快適なドライブとなりました。

その日は横浜で一泊。競馬で少しばかり勝ちましたのでちょっと贅沢に普段は食べられない高級中華を頂きました。

2日目はディズニーランド、3日目はディズニーシーという鉄板コース。
両日とも開園間もなく入場し、閉園間際まで遊び尽くしました。
最終日は流石に40半ばの私は疲労困憊です。
チェックアウトギリギリまで休んでもなかなか疲れが取れません。重い身体を引きずり、軽い昼食の後、帰路に着きました。

流石に往路の様にルンルンのドライブとはいきません。途中何度か眠気にも襲われ、恐怖を感じた私はもうすぐ京都に到着というのに、不覚にも大津のサービスエリアで眠りについたのでした。

どれくらい眠ったのかわかりませんでしたが、人のざわめきで目覚めたのだと思います。目覚めて見てみると、駐車場いっぱいの車と人人人。一体何が起こったのかと焦りました。同じく寝入っていた妻もびっくりしていました。

断片的な群衆の声を繋ぎ合わせていくと答えが分かりました。何とその日は琵琶湖の花火大会当日で、この大津サービスエリアは絶好の観賞ポイントだったのです。かなり前の段階で入場制限もかかっているとの事でした。

私たちはディズニー三昧の旅行の終わりに幸運にも大花火大会まで観覧してしまいました。
ただ花火終わりの混雑に運転する気にはなれず、まだまだ旅の疲れが癒えない私たちはそのまま花火の余韻と共に早朝まで車内で眠りこけたのでした。