愛犬をつれて

車中泊使用車種:MPV

40代

女性

ま~きの さん

愛犬が2歳になった頃、主人から草津温泉にでも行こうかと家族旅行の話が出ました。
最初は犬を預けてと思ったのですが、どうしても置いて行けない気持ちになり、ペットと泊まれる宿も敷居が高いような気がして、車で寝ればいいかーということになりました。

家族4人と愛犬!この旅行はホテルや旅館には泊まらないから夕飯も朝ごはんも好きなものを食べよう!と子どもたちとも盛り上がっていました。
何より愛犬ポチもいっしょにということが、いっそうテンションを高くしました。
途中、ポチの様子がおかしくなり、ぐるぐるまわりやたら口のまわりをなめてハアハアしだしました。
なんだか顔色も悪いよう、車に酔ってしまったのです。
急いで止まる場所を探しましたが、げえげえ。。やられてしまいました。
後部座席には、適当にくるまって寝ようと思っていた毛布が積んであり、その上に…。
夜のうちに草津温泉につき、市営の駐車場に停め、主人が俺は別に毛布いいや、と被害にあった一番上の毛布をゴミの袋に入れ、それから愛犬とともにごはんにしました。
私たちはコンビニで買ってあったものですませたのですが、びっくりしたのは寒さです。
季節は3月、本当に寒くて、夜主人が毛布無しで大丈夫かな?と心配でした。
みんなでとりあえず寝る体制になりました。
子ども2人は小さいので、シートを倒すとほぼ楽に体を伸ばせて気持ちいいようでした。
そして2人ともポチと寝たい!と犬の取り合い!でも、ポチはパパに貸してあげて、
パパ毛布ないからと話すと
自分の毛布はいいからポチがいい、と言い出しました。いくらあったかい中型犬でも毛布のかわりにはならないですから。じゃあこうするこうする、と子ども2人で毛布を1枚とり、後部座席で座って寝て、真ん中にポチが来て!と間をあけました。ポチはわかった感じで後部座席の子どもたちの間ににうつり、毛布はほんとにいいの?と言っている主人に渡しました。

車の中、いつまでも楽しそうにポチを触っている2人の姿を見て、家では普段床に寝ているのをかまいもしないし、散歩だってついてこないのに…と酔って吐いてしまったポチに優しくしている姿を見てほほえましく思いました。子どもたちが眠ってしまってからポチは私のところに来てしまいました。
お母さん、正直挟まれてきつかった。という顔をしていました。私もいつの間にか眠ってしまいましたが朝起きた時、ポチがちゃんと子どもたちのところに戻っていたので、2人とも大喜びしていました。

ポチのおかげでなんだか車中わさわさしましたが、楽しい思い出になりました。
帰りもしっかり吐いてしまい、それ以来車はかわいそうだということになり旅行の際にはポチはお留守番しています。