青森道の駅車中泊の旅

車中泊使用車種:ホンダ フリードスパイク

40代

女性

ゆき~や さん

出発は6月8日。梅雨かな、どうかな。絶妙な曇天の夕方に出発。

その日は東北道の国見SAあたりで宿泊。
第一泊目は車中泊というより仮眠の感じでした。
スパイクという車は、二列目のシートをたたむと助手席運転席の後ろが、どんとフラットになる優れもの。
夫婦二人の車中泊なら、二人並んでのびのび平坦に寝ることができます。

翌朝、ちょっと高速を降りて、伊達さんの史跡や刀のある中鉢美術館などを見学、それからまた高速に戻り、一気に弘前まで。
弘前の道の駅の裏手には日帰り入浴があるんですね。そこでひとっ風呂とお食事をいただきました。

車中泊の場合、まずシートアレンジで寝床をフラットにするところから始めなければならない作業がありますが、スパイクならもうフラットにできています。
ちょっと荷物をよけて、シュラフ用のマットを敷いて、シュラフに入ってお休みなさい、です。
眠る前に、近くのコンビニで購入した缶チューハイでちょこっと乾杯しました。

翌日は弘前を満喫。現存の天守閣の石垣を直すため、丁寧な工法で横に据え直した天守閣と、修復作業中の石垣を見学しました。
その後は、弘前市内にたくさんあるアップルパイのお店を巡りました。大きいものだったり、丸くて軽いものだったり、アップルパイもいろいろで食べごたえがありました。どれも美味しかったです!

弘前を後にして、青森に向かいます。
青森ではちょっとお寺などを巡って見学をし、それから地元のスーパーに立ち寄って美味しそうなお総菜をいくつか購入しました。
この日は浅虫温泉の道の駅で宿泊です。

浅虫温泉の道の駅は、名の通り道の駅に温泉施設があります。ビルの上の方が展望風呂になっていて、大変景色の良い温泉でした。

駐車場で「今日はお泊まりですか?」と声をかけられました。声をかけてきた人の車は、我が家と同じ関東圏のナンバーです。
「東北は良いですよねえ」「明日は青函連絡船で北海道に渡りますよ」そんなお話をして、それぞれの車に戻ったように覚えています。

お風呂上がりにフラットにした車中で小さなキャンプ用のテーブルを広げ、スーパーのお総菜を並べて酒盛りをしました。その土地の独特の食べ物があるととても楽しいですね。

さて翌朝、私たちは大間へ向かいました。途中の道の駅や、歴史の案内板に誘われて史跡の見学をしながら、北上です。下北半島も結構な大きさでした。青森から大間までは、遠かったです。

大間では、本州最北端の地の少し手前に、駐車場と兼用の、無料キャンプ場があります。芝やコンクリのいすとテーブルなどもあり、トイレもきれいにしていてくださって、屋根と壁のあるしっかりした炊事棟もありました。

キャンプ場なのでテントを張ることも考えましたが、大間はこの日は風がすごく強かったんです。

テント泊は断念して、また車中泊となりました。
せっかく大間なんだから、と最北端の地の周囲に点在するお店の一つに入りました。
大間のマグロは季節外れで、ウニ丼をいただきました。すごくすごく美味しかったです。
その後、町のスーパーでおつまみとお酒を買ってきていたので、ちょっと飲もうとスタンバイ。お外のテーブルにセッティングしたのですが、風が冷たくて冷たくて。耐えられずに炊事棟に逃げ込みました。

炊事棟はとても良い建物で、炊事するためのコンロや水道のほかに、座って食事ができるテーブルといすも設置視されていました。
風も吹き込まず、温かく落ち着いて食事をすることができるありがたい施設でした。一応、炊事棟内は宿泊禁止となっていました。

大間のキャンプ場から車で10分ほど内陸に行くと、温泉があります。ちょっと熱めのお湯だったと思いますが、よく暖まって寝る前まで冷めることなくありがたい温泉でした。

翌日は、大間から津軽海峡フェリーで函館へ。

大間ですでに寒かったその翌日、函館ではもう耐えられなくて、急遽ホテルに宿泊となりました。