スズキエブリイDA64系バンとワゴンの違いって？その2

前回に引き続きまして、スズキエブリイDA64系バンとワゴンの違いって？

もうすこし掘り下げてみようかと思っております！

■ヘッドライト

サイズは同じだが、レンズカットが異なるためワゴンの方が輝きがあるように見えます。ワゴンの最上級グレードであるPZターボスペシャルのみ、専用形状のHIDが標準装備。ハロゲン車の場合、型式はハイロー切り替え式のH4が標準。

バブル型式について
・ハロゲン車（バン、ワゴン共通）/H4切り替え
・HID車（ワゴン）/ロー：HID・D2R、ハイH1

■フロントグリル

バンとワゴンでは明らかに形状が異なり、バンはバンパーと一体型になっています。ワゴンは別と言えば別ですが、目に見えているグリル部分はあくまでもカバー。2007年7月のマイナーチェンジでデザイン変更があり、2010年5月以降の大型チェンジで5～6型PZ系は専用のデザインとなり他のグレードと形状やサイズが異なっている。

■テールレンズ

バンは四角状のデザインのテールランプがリアバンパー内に組み込まれており、ワゴンに比べてリアゲートの開口幅が150mm広い。しかしGAグレードについてはワゴンと同じ形状になっています。
※バンはグレードによりバルブ型が変わるので注意が必要。
ワゴンについては5～6型からPZ系のみレンズカラーが専用のクリアに変更されています。

バブル型式について
・ワゴン/スモール&ブレーキ、ウィンカー：S25、バック：T16
・バン/スモール&ブレーキ：T20、ウィンカー&バック：T16またはS25

■ミラー

バンは基本的にブラックの樹脂製。バンの最上級JOINターボのみボディーカラーと同色になりますが、ワゴンと同様のテールを持つGAグレードはあくまでも樹脂製。
ワゴンは全てボディ同色で、バンとは形状が異なります。
ちなみに熱線入りのヒーテッドミラーはワゴン4WDには全車標準だが、バンは上級のJOIN系のみとなります。

■ドアハンドル

DA64系から現在の引き戸式に変更されたドアハンドル。
バンはサイドミラー同様ブラックの樹脂製。
ワゴンはメッキタイプが標準。
バックドアハンドルについては、バンは同様ブラック樹脂製で、ワゴンはボディ同色のカラード。PZ系のみメッキとなる。
内装の内貼りを剥がせば移植は可能です。

■ピラー

サイドピラーはドアミラーやドアハンドルの逆で、
ワゴンがブラック樹脂製、バンがカラードになっています。
例外として、ワゴンで「ブルーイッシュブラックパール」というカラーを選択した場合のみカラードになります。

■スライドレール

ボディ後部のスライドレールも、若干の違いが。
バンは上辺がくぼんだままむき出しになっており、ワゴンはその上辺をボディカラー同色のカバーが装備されている。

■フォグランプ

バンには純正用品でしか追加できないが、ワゴンにはPZ系で標準装備。PZ系は1～4型では四角フォグだったが、5～6型はからメッキリング付の真円型に変更になっています。

■タコメーター

ワゴンでは全グレードに標準装備だが、バンは最上級グレードJOINターボのみ標準装備となっています。
また、メーターを縁取るようにシルバーリングが施されているのもタコメーター装備車のポイント。
ワゴンのステアリングの一部パネルも専用装備。

■シート

バンのシートはグレーベースで後席は分割可倒式ではない。H12年5月の改良で廃止されたがそれまでは前席はヘッドレスト一体型だった。現在は前席のヘッドレストは分割型。
バンの上級グレードJOIN系はワゴン同様のシートが搭載されている。ワゴンについてはフルフラットの他多彩なシートアレンジが可能になっています。

■オーバーヘッドコンソール

一列目天井にある小物入れ。ワゴン全車に装備、バンは無し。
その他小物系収納についてはバンにも気配りが十分されているが、ワゴンはレジャーや買い物に役に立つ収納が多数装備されています。

■荷室灯

バンにはラゲージの助手席側側面上部に荷室灯が装備されており、夜間の荷物の積み下ろしが便利。ワゴンには無し。

■灰皿

バンにはシフトノブ下部にスライド式で装備。ワゴンはそこが小物入れとなり、灰皿は無し。

■センタースピーカー

HID装着車のPZ系に標準装備。ダッシュボード中央に埋め込まれる形。

■エアコン&吹き出し口

ワゴンは基本的にはオートエアコン装備、バンはマニュアル。吹き出し口のリングがシルバーになるものワゴンのみ。